「ほっ」と。キャンペーン

あたたかい夜

先日の夜、yamazakiyukaさんの個展にお邪魔した。
 

ここ最近は、バイトの面接や読書、月一ペースでかけてきてくれる友人との長電話、
ドラマ「ありふれた奇跡」録画してたのをもう一度通して観て山田太一の脚本の力に涙したり、
言葉ありき、言葉のもつ魔力に落胆したり酔いしれたりの日々だった。
しばし無言でyukaさんの作品を見つめていると、雑念が失せ意識が遠のくような心地よさがあった。
長く見つめても、見つめ過ぎることはないように思えた。長い時間を共にしてゆっくり味わいたいような。

私にとって特に好きだと思う二つの作品がありました。
ひとつは丸太を彫って作られた黄色の小山のようなかたちをした立体の作品。
自然に刻まれた木の割れ目により観る角度によって表情が違う。
ヒマラヤみたいに荒々しく気高い。牙をむいた獣の鼻先。
ひざまずいて崇める偶像。幼い頃に戯れたもの。夢のなかの黄金の山と頂の花園・・・といったように。
不思議で、かなり張り付いて見ていたけど飽きなかった。
ポツンと直立する円錐状のものと向かい合うと、そこに「神」を見る、傾向があるように思う。
どんなものでも、ということでは決してないけど。多分、そういう人って少なくないんじゃないかと思う。
なんでか謙虚な気持ちになって、厳かな空間を自ら作り出してしまう。
私のなかの宗教的な一面や依存心、記憶がそいういった心理に誘導するのかもしれない。
 
もうひとつは、絵画。
とても個人的な感じがしたし、感情移入できた。
静かで切なく好きな絵だったので、購入予約させてもらった。


そのまた別の日の夜、電車に乗って西荻窪で降りた。
二つの目的地を通過してからブラブラ歩いていると、「本のまど」という本屋さんを見つけたので入ってみた。
そこはありとあらゆる旅に関する本、色んな国の不思議を題材にした本を集めた旅の本屋さんでした。
ケルトの木占いの本だとか、ヒマラヤの写真や絵だとかユトリロの絵の本、チベット仏教の本、世界のお弁当やホットドリンクの本だとか雑多で貪欲な品揃えに興奮してきたので思わず長居。
猛烈に旅がしたくなりました。日本を飛び出して、うんと遠くの国へ旅したくなった。
ちらっと店主を横目でみて、恐らく東京一、世界を旅した人であろうと勝手に思いこんだ。カチャカチャと何やら熱心にパソコンに打ち込んでおられた。
遠くに在るものってちょっとずるいなぁ。ロマンチックな気分になる。遠い国、読解できない外国語、古文、出会ってない誰か、私は好きで私を好きでない人。
なんでもかんでもすぐさま、近くに引き寄せることができたら単純になる。
遠ざけて想う心もあります。
ところで、「本のまど」は、「本の窓」だと思ったけど違うらしく、「のまど」という本屋らしい。
[PR]
# by asako666666 | 2010-04-10 01:57

聴いておくれやす

今日は懐かしめの音楽を何枚か聴いた。紹介。

THE RAINCOATSの「ODYSHAPE」1981年のアルバム。
本来の彼女たちの曲はパンク色が強いけど、このアルバムは異彩を放っていて孤立している。
実はこれより前後のアルバムにあまり興味がない。
それだけ、「ODYSHAPE」は素晴らしすぎる!!
出会って10年以上経つというのに、たまにこうして引っ張り出してきて聴くと、果てなく永遠と謎めいた音楽に出会うことができる。謎が謎として残り続ける音楽の感動は何年経ってもジューシー。


小沢健二の「Eclectic」というアルバム。
小沢健二を私は全く好きではなかった。甘ったるくスキップして「~系」とかで子猫ちゃんとか言っててゲゲゲという感じだった。
数年前、夜の高速道路を走る友達の車のなかで聴いたアルバムでそれが覆された。
友達が、「これ誰か当ててみてや」と言って流した。
それは「愛について」という曲だったが、誰なのかわからず、でも凄くよい歌声だと思った。
遠くで交差する街の光の線は美しく、不夜城を抜けだし濃い夜のなかに溶けていく車の速度も手伝ってか、恋愛特有の甘さに包まれていくような思いだった。
「オザケンやで」と明かされて、「嘘やろ!」とひっくり返った。
全然声が違う!私の偏った「オザケン」的要素はどこへいったか。
確か活動を休止して海外で数年暮らして戻ってきて復活アルバム第一弾というヤツだと思うけど、驚いた。
このアルバムはとてもいいです。
「愛について」を載せたかったけど無いので、このアルバム収録の「今夜はブギーバック」のセルフカヴァー。


クラスターのROEDELIUSはとても美しい曲をかきます。
d0152777_0567100.jpg

「桃、青そして琥珀」に収録の「poetry(ドラゴンの跡)」って曲は本当に美しいです。
唯一の歌曲で、日本の女性が「ドラゴン 月夜に 恋をした」という詩を切々と歌い上げます。
この一曲のためにアルバムを買ったようなもん。。。。
この曲もなかったのでローデリウスの別のを・・・。



戸張大輔。
とてもいい。
この曲は・・・日本のジョン・フルシアンテ。違うか・・・

[PR]
# by asako666666 | 2010-03-25 01:13

日記1

昨日は上野へ行って帰りに神保町へ寄った。
そしたら偶然、良い画集と出会ってしまった。
その店には何度か立ち寄ったことがあるけど、いつも店名を確認するのを忘れてしまう・・・アート関係の本を専門に扱う古本屋さん。
そこに昨日もブラっと寄って、何を探すわけでもなくウロキョロ。店内の隅っこにはいつも比較的手頃な値段の画集などが無造作に高く積み上げてあるのでそこへ行くと、ちょうど一番上に、手にとって下さいと言わんばかりに気になる画集が積まれていた。
「回顧 東郷青児展 図録」。
東郷青児って・・・あっそうか!あれだ。
キラーンと目が光った。名前だけ知ってて作品を見たことがなかったけど、一目惚れに近く、見て凄く好きだと思った!
結構傷んでたけど800円してた。う、これは安いのか高いのか・・・迷う余裕なく閉店時間となり結局思いきれず店を後にした。時計をみたら私は閉店ギリギリで来店してたらしい。あれは買うべきだったと今悔しい気持ち。次いつ行くかなぁ、まだあるかな。
(続く)
[PR]
# by asako666666 | 2010-03-14 04:24

日記2

そして夕御飯にカレー屋の「エチオピア」へ。初めて訪れた。店内は凄く狭くて満席、次から次へとお客がやってくるのでやっぱり人気店らしい。辛さを好みで調節してくれる。中辛(ゼロ)からスタートして70倍まである。私はゼロにしたけど、辛いものが決して苦手ではない私が十分に辛いと感じたので70倍って・・・病院送りになるんちゃうかと思う。お味の方は、ルーはさらさらで、スパイスが効いてて異国の香りがし、とっても美味しかった!辛いのが苦手な人にはお勧めできないけど、美味しいカレー屋さんです。
[PR]
# by asako666666 | 2010-03-14 04:20

夢びつ

久しぶりに、目が覚めても割と鮮明に夢を留めておくことができたので書いてみます。


友達のMちゃんとY君と三人でアイスランドの荒涼たる大地のような、やたらと壮大な風景の広がる土地に降り立ち歩いていた。そのうちに近代的な建物に辿り着いて中に入った。すぐ目の前に螺旋階段があって、不思議の国のアリスに登場するキャラクターたちが一列になってサーカス団みたいに愉快な雰囲気で下りてきて私達とすれ違った。人の二倍くらいの背丈でモコモコしてごっつかった。お腹が空いたので私達はその建物の何階かわからないけど上の階に行きイタリア料理店の前まで来た。一時間待ちだということで待つことにした。Y君はトイレに行った。側に窓ガラスがあって外の景色を眺めることができた。建物の上の階だから地上の風景はは眼下に広がっているはずだけど、なぜか同じ目線の高さに灰色の湖が浮いていて、何匹かのカラスが湖面に直径1mくらいの巣を作って浮かんでいた。「カラス?これカラスよな。へぇ~カラスって湖に巣を作るんやね、初めて見た!」Mちゃんと窓ガラスに顔をくっつけて観察した。カラスは水浴びしたり飛び跳ねたりしてた。Y君がトイレから戻ってきたらこれを見て驚くだろうから早く見せたいと思った。私はふとさっきすれ違ったアリスたちのことを思い出して、「さっきのアリスたちさ、青春デンデケデケデにも似たやつ登場するよね?中島らもの。」。Mちゃんは、わからない、という風だった。Y君が戻ってきてMちゃんが「青春デンデケデケデにさっきのアリスみたいなのが出てくるの?」と聞いたら、Y君はそれは違うと思う、という仕草をした。Y君は物知りなので、それじゃぁ私の間違いかもな、と思った。(後で目が覚めてから、全くのデタラメを夢の中で言っていたので苦笑した。「青春デンデケデケデ」を私は未読だし、作者は中島らもじゃないもんね。じゃあ中島らもの著作にアリスに似たものが登場するかといえば「白いメリーさん」「人体模型の夜」「ガダラの豚」を読んだけど、登場した覚えがない。)
次に私はトイレに行った。鏡の前に立ったら髪の毛が跳ねていて、それが気になってしきりに手ぐしでといていた。そしたら真っ赤なワンピースを着た厚化粧のおばさんが近寄ってきて、「それは、増えたの?」と話しかけてきた。私は訳がわからず、何のことを言っているのかわからなかった。咄嗟に鏡に顔を向けると、私のおでこから頭の天辺にかけて肌が剥き出しになってハゲていた!肌は赤みを帯びてザラザラしていた。あぁ、髪の毛のことを言ってるんだと理解して、「いえ、減ったんですよ」と私は答えた。おばさんの容姿はレオス・カラックスの「汚れた血」に登場するアメリカ女のようだ、と後で思った。
この夢の続きなのか、また別の夢なのか、突如場面は変わって、超高層ビルくらいある巨大で半透明な四角柱がさっきの荒涼たる景色の中に出現した。CGのようでどうも不自然だった。どこの国かわからない。四角柱にすっぽり囲われるようにして断崖絶壁があって、そこから人が底面に向かって飛びおりる様子が見えた。そして着地する底面はダーツにあるような的のようになってて、その中心めがけて飛びおりるらしかった。独裁政権下に暮らす人々はある時期がくるとそこから飛びおりることを強いられ逃れられない。中心に着地することができなければ命を奪われるのだ。見事中心に着地すれば天寿を全うすることができる。人々はどんどん飛びおりて、その度に中心からどれだけ外れて着地したかを表す数値が宙に点滅するんだが、1.09 、1.05、1.04・・・と誰も成功してなかった。絶対不可能だと知って我々は死ぬしか道がないのかと絶望的な気持ちになった。嫌だ嫌だ!もう、こうなったら国家に対して反乱を起こすしかない、皆で団結すればどうにかならないかー。
・・・・と、ここで目が覚めました。
d0152777_2242638.jpg

[PR]
# by asako666666 | 2010-03-08 22:11